電子版で「小原流挿花」を読む
月刊誌「小原流挿花」は電子版で読めるぞ
小原流公式HPをたまたま見ていたら、月刊誌「小原流挿花」の電子版があることを知りました。新しいもの、デジタル好きの私は電子版で今回読んでみることにしました。
【NEW!】月刊誌「小原流挿花」2020年3月号 3/1発売!
◆◆特集 女の子の祝いと祭り
女の子の誕生や健やかな成長を祝う雛祭り。社会における女性のあり方の変化とともに、そのスタイルも変わりつつあります。
この特集では、国内外で見られる女の子の祝いや祭りとそこに込められた願いについて、時代や地域による違いや、共通点を探ります。
◆購読について
□オンラインストア「花もあ」(https://hanamore.jp)からのご注文が便利です。
https://www.ohararyu.or.jp/member/catalogue/list.php?lang=jpn&cate=107
□「小原流挿花」電子版 3月1日配信(英訳付き版は、月末配信)
アプリストア(App StoreまたはGoogle Play)から、専用アプリ「小原流ebooks」をダウンロードしてください。電子版定期購読価格は1号840円(税込)です。
<引用元:いけばな小原流公式HP>
<URL:https://www.ohararyu.or.jp/ikebana.php?action=topics>
準備:アプリをインストール
まず、App Sroreより「小原流ebooks」をインストールします。
詳しい方法は以下のリンクを見てね。(公式がここまで丁寧な説明を用意するってめっちゃ親切ですね)
今のところ電子版のラインナップは2020年以降の月刊誌「小原流挿花」(日・英版)と『新板小原流様式集成』だけでした。今後増えていくことを期待します!
月刊誌「小原流挿花」2020年3月号の感想
普段のお稽古ではお花屋さんが用意してくださったお花を手に取り、花器に生けて、「はぁ、美しい〜」と愛でており、そのお花が誰にどこでどのようにで育てられたのかというお花の来た道に思いを馳せることなぞなかったのです。
お家元自ら「グロリオサ」というお花の生産者を訪ね取材されており、その様子が記事となっていました。お花の生産者のお話など教室では聞くことができないので、そういうお花全般の背景知識を得ることができ大変有益な内容となっています。
また、3月のひな祭りにちなんで、日本におけるひな祭りの歴史の変遷や世界における女の子のためのお祭りが特集記事となっていたのですが、執筆者が研究者の方々でした。内容は一般読者向けにブレークダウンされており読みやすい、かつ、内容の質も非常に高い。
お花に限った内容だけでなく、文化的教養が高まるようで読み物としても楽しめます。
いけばな講座に書いてあった側面図。こういうのを書けるようにしたらいいのね。勉強になります。
まとめ
小原流初心者の私でも読み物としても十分楽しめる内容となっていました。内容はお花に限らず文化的教養が高まるものばかり。
個人的には仕事の移動中とかでササッと読みたいので、電子版が便利かなと思います。物理的な書籍もよいのですが、置き場所とかに困りそうで…。
小原流ebooks、大変素晴らしい試みなのでこのサービス続いてほしい。続かせるために私は定期購読します!
個人的には今までの教本も電子書籍化していただきたいのですが…。(←切望)