ふわり、舞う季節、そんな頃に

いけばなのこと、お花のこと、つらつらと

花形カードが届いた

1月に本科を修了しお免状とカードを申請していたのですが、やっと手元に届きました!

 

お免状をもらうと気持ちが引き締まります、というか、実力が見合うように上手になろうと逆に焦りがうまれる…。

 

今までは教本を別途購入していたのですが、カリキュラム改定に伴いお免状を申請すると花形カードも同時にいただけるという仕組みに変わったようです。

 

この花形カード、穴が上下に3つずつ開いており、普通のバインダーでは無理そう。

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こんな感じで穴があいてます。この穴にピッタリのバインダーある?

2穴のバインダーならいけるか…と考えたけど、近場で2穴のバインダーがなかった。

 が、花形カード保存にピッタリのクリアファイルを東急ハンズにて見つけた!!!

さすが我らが東急ハンズ、何でも揃う。 

 

小原流花形カードにピッタリのクリアファイルはこれでした! 

 

クリアファイルの枚数は足らなくなったら、リフィルで買い足すこともできます。

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カードを入れるとこんな感じ。奇跡的にサイズはぴったり。

よく考えたら100均とかでも可愛いバインダーありそうだったけど、ファイルにしてはちょっとお高いけどクリアファイルの作りもしっかりしているので保管には適しているのでは?(と言い聞かせておこう…)

あと、お稽古の時水がとんでもクリアファイルで保護されているのでカードシワシワにならないよー!

 

もちろん、小原流公式のバインダーもあるのでそちらがベストだとは思いますが、こんなのも花形カードにぴったりだったよーという紹介でした。

 

電子版で「小原流挿花」を読む

月刊誌「小原流挿花」は電子版で読めるぞ

小原流公式HPをたまたま見ていたら、月刊誌「小原流挿花」の電子版があることを知りました。新しいもの、デジタル好きの私は電子版で今回読んでみることにしました。

 

【NEW!】月刊誌「小原流挿花」2020年3月号 3/1発売!

◆◆特集 女の子の祝いと祭り
女の子の誕生や健やかな成長を祝う雛祭り。社会における女性のあり方の変化とともに、そのスタイルも変わりつつあります。
この特集では、国内外で見られる女の子の祝いや祭りとそこに込められた願いについて、時代や地域による違いや、共通点を探ります。

◆購読について
オンラインストア「花もあ」(https://hanamore.jp)からのご注文が便利です。
https://www.ohararyu.or.jp/member/catalogue/list.php?lang=jpn&cate=107
□「小原流挿花」電子版 3月1日配信(英訳付き版は、月末配信)
 アプリストア(App StoreまたはGoogle Play)から、専用アプリ「小原流ebooks」をダウンロードしてください。電子版定期購読価格は1号840円(税込)です。

   <引用元:いけばな小原流公式HP>

   <URL:https://www.ohararyu.or.jp/ikebana.php?action=topics>

 

準備:アプリをインストール

まず、App Sroreより「小原流ebooks」をインストールします。

詳しい方法は以下のリンクを見てね。(公式がここまで丁寧な説明を用意するってめっちゃ親切ですね)

「小原流挿花」電子書籍ダウンロード方法

 

今のところ電子版のラインナップは2020年以降の月刊誌「小原流挿花」(日・英版)と『新板小原流様式集成』だけでした。今後増えていくことを期待します!

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小原流ebooks」の書籍一覧

 

 

月刊誌「小原流挿花」2020年3月号の感想

普段のお稽古ではお花屋さんが用意してくださったお花を手に取り、花器に生けて、「はぁ、美しい〜」と愛でており、そのお花が誰にどこでどのようにで育てられたのかというお花の来た道に思いを馳せることなぞなかったのです。

お家元自ら「グロリオサ」というお花の生産者を訪ね取材されており、その様子が記事となっていました。お花の生産者のお話など教室では聞くことができないので、そういうお花全般の背景知識を得ることができ大変有益な内容となっています。

 

また、3月のひな祭りにちなんで、日本におけるひな祭りの歴史の変遷や世界における女の子のためのお祭りが特集記事となっていたのですが、執筆者が研究者の方々でした。内容は一般読者向けにブレークダウンされており読みやすい、かつ、内容の質も非常に高い。

お花に限った内容だけでなく、文化的教養が高まるようで読み物としても楽しめます。

 

いけばな講座に書いてあった側面図。こういうのを書けるようにしたらいいのね。勉強になります。

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引用:小原流挿花_2020年3月号 34ページ

 

まとめ

小原流初心者の私でも読み物としても十分楽しめる内容となっていました。内容はお花に限らず文化的教養が高まるものばかり。

個人的には仕事の移動中とかでササッと読みたいので、電子版が便利かなと思います。物理的な書籍もよいのですが、置き場所とかに困りそうで…。

小原流ebooks、大変素晴らしい試みなのでこのサービス続いてほしい。続かせるために私は定期購読します!

 

個人的には今までの教本も電子書籍化していただきたいのですが…。(←切望)

 

かたむけるかたちを雑に振り返る

「かたむけるかたち」を改めて振り返ってみます。

 

実は、「かたむけるかたち」あまり好きではありませんでした。

正直良さがわからなかった。華やかな「ひらく」とか「まわる」のほうが魅力的に思っていました。

 

ただ、回数を重ねるうちにだんだん好きになってきた、「かたむけるかたち」。

振り返っていきます。

 

【1回目】

アンスリウムの葉を無理やり入れたって感じになってますが…。

足元がごちゃついてて、何がなんだかわからないことになっています。

デンファレが好きなお花の一つで、お稽古中はテンション上がったな〜。

 

【2回目】

 思い切って、大きく右にカラーをふってみました。

ミスティブルーの色は透明感があって、涼やかなのがとても好きです。

 

【3回目】

 

 これが、大失敗作品。試行錯誤している間に、わけもわからず客枝のバラを短く切ってしまい、「かたむけるかたち」の骨格すらできていないという。

もはやこれは「かたむける風のアレンジメント」です…。

 

結局、骨格をあまり考えずぼんやりと花をいけていたので、こんなことになってしまったんだと思います。

これ以来、「主枝」「客枝」の骨格を決めたらあまりそれを触らないように、というのを気をつけています。初心者だからこそ基本に忠実にということを心がけよう、と決意するに至った苦いけれども学びのあるレッスンでした。

 

【4回目】

 

 これが今の自分の中でのベストです。

ガーベラが寄り合うように生けられた時、思わず「よっし!」と心のなかでガッツポーズ。色合いもとても可愛らしいのもお気に入りポイント。

初めて自分の中で納得のいく「かたむけるかたち」を生けることができて、ここから「かたむける」が好きになっていきます。

 

【5回目】

 主枝にあくまでも重点を置きながら、右の方にくねっとしたサツマ杉をアクセントに入れてみました。今見たら上のブバリアだけやけに飛び出してる。

その時は満足した作品でも、改めて見ると突っ込みどころが多い…

学びがある、ということで次に教訓をいかしていこう(!)

 

【6回目】

 花意匠はやっぱりかわいいお花を使えるのが喜び。

カーネーションとかすみ草の鉄壁の組み合わせよ…。

初めはあまりの可愛さにかすみ草をてんこ盛りにしてしまい、先生ご指導の結果間引いたあとがこの結果です。

 

「かたむけるかたち」も初めはかたちが頭に入っていなくて、訳分かっていなかったのが原因だったのかも。前回からやるやる詐欺みたいになってるけど、自分の復習用にかたちについてまとめよう。

 

今までの「かたむけるかたち」を雑に振り返ってみましたが、改めて「かたむけるかたち」って素敵…となりました。「たてるかたち」がすらっとした姿なら、「かたむけるかたち」横に伸びていく、よりアシンメトリーさが強調されたかたちが私は大好きです。

 

 

たてるかたち〜今までの復習〜

小原流に入門して一番はじめに習った花意匠の「たてるかたち」を復習します。

 

はじめは教室で楽しむことだけを目的としており、「作品作る」→「先生に手直ししていただく」→「写真取る」→「インスタにUP」というルーチーンで学びのないお稽古通いを続けていました…(本当に恥ずかしい。)

 

改めて、自分の作品を振り返って、学びにつながるようなこと、先生のアドバイスを記憶の中から掘り起こして記録していきたいな〜。

 

【1作目】

 
 
 
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 これは体験の時に作った作品です。

主枝と客枝の関係を学びました。(この辺も自分なりにまとめたい〜)

今見ると剣山思いっきり見えてますね…。

足元を隠すことは先生にもよく指導いただくので、足元を隠す用に花材を慎重に使っていきたいものです。

 

どんどんいくよ〜

【2作目】

 
 
 
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 この作品改めて見るとドキッとした。主枝ふらついてるよね…?明らかに…。

確か枝が細くてなかなか思うようにいけられなくて四苦八苦した思い出。

サンダーソニアがもっと色んな場所に散らばせられたら可愛い雰囲気になったのでしょうか?

レザーファンの濃い緑とサンダーソニア・ガーベラのポップな色で、色の取り合わせでいうと好きな作品。

 

【3作目】

 
 
 
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 初めての「たてるかたち」の応用。

下2つガーベラの長さが同じに見えるので、もう少し長短つけたほうが良かったかな。

先生によく指導していただくのが「同じ長さ、同じ方向になってるのがあるよ」ということ。自然とほぼ同じ長さの同じ向きのお花が生けられていることがあるので、自分の癖と自覚して修正していこう。

 

【4作目】

 
 
 
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 気に入らないのは不自然にぼんっとあるお花(名前忘れた)。こういうのも細かく切って生ける、ということを先生にご指導していただいて学びました。

曲線を生かした作品になってるかな。生けた時は主枝の「曲線の美しさ」をだすためにどの角度が良いかとかまでは全然考えが及んでいなかったなあ。

 

【総括】

初等科でいけた「たてるかたち」の4作品を振り返りました。

 

主枝と客枝のかたちを忠実に守れたのではないかと思います。

主枝に関して気をつけることは下記2点。

・花材の中でどれが主枝にふさわしいのかを吟味すること

・主枝がどの角度で最も美しく見えるのかを吟味すること

 

中間枝に関してですが、考えなく適当に入れてしまうことが多く、今後に活かすとすれば下記2点を意識していきたい。

・小さい花ほど小分けにして、雑に横着して塊でいれないように

・同じ長さ、同じ角度にならないよう→単調さにつながるため避けたい

 

もっともっと改善ポイントはありますが、とりあえず上の4点に注力していきたいです。

 

【最後に】

改めて教本を読み返して、自分なりに「たてるかたち」の基本とかをまとめておこうかなと考え中。教本がもちろん端的に、かつ、詳細な説明があってパーフェクトなのですが、なにせ自分で手を動かさないと覚えられない質なので…。

 

あと、漠然とレッスン受けてるだけでは本当にだめですね。先生から色々ご指導いただいてるのに、悲しいくらい全く思い出せない。これからメモレベルでもいいのでささっと書き留めておこうかな。絶対そうしたほうがいいし、皆さんそうされてるますよねー…。不良生徒から脱却します。。。。

はじめまして

いけばな教室で作った作品、お花のことで学んだことを記録として残すためにブログを始めます。いけばな歴は浅いので、暖かく見守っていただければ幸いです。

 

【プロフィール】

名前:ぽん

年齢:今年で30歳

いけばな歴:1年未満

職業:ふつーの会社員、時々激務

活動エリア:大阪

 

【いけばなを始めたきっかけ〜すぐに挫折〜】

実は社会人になりたての頃東京へ転勤となり、友達もおらずすごく寂しい生活を送っており「何か生活にエッセンスを!!!」と思い新しい趣味探しに奔走しました。ただ、スポーツ嫌い、音痴で音楽ダメ、となると趣味が限られるなあ…と悩んでいたときに、たまたま会社の近くで生け花教室を見つけ、即日で先生にコンタクトをとりはじめました。

東京に住んでいた頃は、SE(システムエンジニア)として勤務していたので、PC漬けの毎日だったので、花に触れた時「ああ、私は有機物に触れている…」と謎の癒やされ方、ヒーリング効果を感じたのを鮮明に覚えています(笑)

ただ、激務続きで、この教室からは自然と足が遠のいてしまいました。結局10回も通えなかったんじゃないかなあ(泣)

先生からはちょくちょくまた教室に来てねとメールを頂いていたのに、心の余裕がなく、返信もままならずそのままフェードアウトすることに。

(先生、あの時はすみませんでした。本当に。。。申し訳なかったです)

 

【いけばな〜リスタート〜】

転職(という名の、激務との決別)を機に大阪へ戻ってきて、もう一度いけばなを始めることにしました。東京であまりにも不本意な形で終わってしまったのが悔しくて…。

職場から近い!という理由がメインで選んだのですが、小原流いけばなを改めて習い始めることにしました。

月に3回くらいのローペースですが、「続ける!」ということを当面の目標としてやってまいりまして、現在9ヶ月目。

 

他の大先輩方と比べると、「続けている」うちに入らないのかもしれませんが、自分のペースでお花を楽しんでいきたいです。

 

よろしくお願いします!

 

ぽん